機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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外観を重視した高硬度無電解ニッケルメッキ技術
Before
市場に出回っている無電解ニッケルメッキの大半は、皮膜中にリンを8~9%程度含有する中リンタイプの無電解ニッケルメッキであり、メッキ析出時の皮膜硬度はHv550程度と比較的優れています。しかしながら、Hv550程度の硬度ではクロムメッキのような高硬度皮膜に到底およばないことからメッキ後に熱処理を行い、皮膜硬度を高めることが多くあります。ただし、熱処理を行うと無電解ニッケルメッキ皮膜表面は酸化され、変色してしまうため、外観を重視する品物にはこの方法が使用できません。
コストダウン事例
After
皮膜硬度及び外観を重視する品物の場合、皮膜中にリンを1~4%含有する低リンタイプの無電解ニッケルメッキを施すことで熱処理を行うことなくHv700程度の高硬度皮膜を得ることが可能となります。熱処理工程が不要であるため、変色による外観不良が低減されます。
耐摩耗性を必要とする金型や工具などには高硬度皮膜を付与する目的でクロムメッキが現在も多く使用されています。しかしながら、クロムメッキは、メッキ作業の際に6価クロムを使用することから、環境規制や人体影響など懸念材料が多く、取り巻く環境は厳しさを増しています。そのため、最近では代替メッキへの移行が進みつつある状況であり、環境負荷物質を使用せず高硬度皮膜を付与することのできる無電解ニッケルメッキが注目されています。環境規制対応の高硬度無電解ニッケルメッキのことならプレス表面処理一貫加工.comへお任せください。
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