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プレス表面処理一貫加工.com

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スズメッキ品の撥水性有機皮膜による変色防止技術

Before

スズメッキは、電気・電子部品の接合部のはんだ濡れ性付与、端子の腐食防止、コストダウン目的で他メッキからの代替化など様々な目的で使用されています。ただし、スズメッキは、酸化し易い金属であるため、高温多湿環境下において変色し易く、変色してしまうと美観性悪化、はんだ濡れ性低下、電気抵抗値向上などの品質低下を招いてしまうことがあります。

近年、スズメッキ品は、海外での需要が好調であり、国内でスズメッキを行った品物を船便などで海外へ輸出するケースが増えつつあります。船便輸送中のコンテナ内は、高温多湿環境となることが多く、変色防止のため製品梱包箱にシリカゲルなどの乾燥材をスズメッキ品と一緒に入れ込むのが一般的となっております。

コストダウン事例

After

スズメッキ品の大半は、後処理工程にて変色防止処理が行われ、スズメッキ皮膜上に界面活性剤、リン酸などを用いた有機皮膜が施されています。ただし、一般的な変色防止処理技術では、スズメッキ皮膜と有機皮膜の密着性が悪く、高温多湿環境下において有機皮膜が剥がれ落ち、スズメッキ皮膜の変色が起こり易くなってしまいます。

プレス表面処理一貫加工.comでは、撥水性有機皮膜をスズメッキ皮膜上に密着性良く施すことが可能な技術開発を行い、船便輸送中や高温多湿環境下での保管において変色し難いスズメッキ品の開発に成功いたしました。製品梱包時にシリカゲルなどの乾燥材が不要となりコストダウンにつなげることが可能です。

スズは、他金属と比較して低融点であり、はんだ濡れ性に優れることからはんだメッキ(スズ鉛合金メッキ)の材料として多く用いられてきました。しかし、近年では、RoHS規制によって鉛を含有するはんだメッキ(スズ鉛合金メッキ)は使用することが出来なくなり、純スズメッキ、スズ銅合金メッキ、スズビスマス合金メッキ、スズ銀合金メッキなど環境負荷物質を含まないメッキ技術へと切り替わりつつあります。
スズメッキは、浴種としてアルカリ性スズメッキ浴、酸性スズメッキ浴、中性スズメッキ浴に大別され、光沢感についても、無光沢スズメッキ、半光沢スズメッキ、光沢スズメッキに分けられています。プレス表面処理一貫加工.comでは、均一電着性に優れたアルカリ性スズメッキ浴を用いて変色し難い無光沢純スズメッキ皮膜の開発に成功し、海外向けスズメッキ品の展開を加速しております。

スズメッキ品の変色にお悩みの方は、プレス表面処理一貫加工.comへご相談ください。
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