機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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スズメッキ皮膜表面の変色を防ぐ設計のポイント
Before
スズメッキ皮膜表面は、非常に変色(酸化)し易く、外観を維持するには、変色防止剤の使用が必須となります。変色防止方法として、重クロム酸(6 価クロム)を用いた技術が確立されていますが、6 価クロムの規制によって使用出来ない場合があります。代替方法として第三リン酸ソーダを用いた変色防止方法が現在は一般的ですが、変色防止能力が乏しく、現状満足できる結果を得ることができないケースが多くなります。
コストダウン事例
After
スズメッキ皮膜表面の変色防止の課題は、界面活性剤などを配合した変色防止剤を用いて、撥水性有機皮膜をスズメッキ皮膜表面に生成することで解決できます。設計上可能であれば、変色負荷が大きく、環境負荷物質を用いていない界面活性剤などを配合した変色防止剤を使用するように設計を行うことで、耐食性、耐湿性が向上し、変色(酸化)しにくいスズメッキ皮膜を生成することができます。
スズメッキは、硬度が低く、柔らかい金属であることから圧着端子などのメッキに多く用いられています。しかし、6 価クロムの規制後のスズメッキ皮膜表面は、酸化し易く、変色の問題が発生します。外観を重視する必要のある品物であれば、設計段階から優れた変色防止剤を用いるよう指示することで、耐食性、耐湿性を向上させ、変色しにくいスズメッキ皮膜を生成することができます。
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