機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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- 表面処理選定・表面処理最適化のための部品設計(機能向上)
- 耐食性を高める黒色クロメートメッキへの設計変更のポイント
耐食性を高める黒色クロメートメッキへの設計変更のポイント
Before
鉄系素材を黒色化するには、耐食性、外観などを総合的に塗装を考えることが一般的です。塗装は、艶あり、艶消し、リンクル仕上げなど、仕上がりの表情や耐久性などが幅広く選ぶことができます。しかし、手間賃や材料費が高く、黒色化をするたびに塗装をしていては膨大な費用がかかってしまいます。
コストダウン事例
After
塗装が必須でない外観を重視しない製品であれば、亜鉛メッキ3価黒色クロメートでメッキ処理を行うことをご提案ます。3価黒色クロメートを選択することにより、塗装よりも2~3割程度コストダウンすることが可能となります。また、クロメート処理は亜鉛の腐食を防ぐことで更に耐食性を向上させることができるため、品質アップに繋がります。
鉄系素材の表面を黒色化したい場合、塗装をすれば外観は完璧になりますが、手間賃や材料費が高くつきます。内装部品など製品外観に影響しない場所の部品であれば、コストが高い塗装を選択する必要はありません。多くの場合、3価黒色クロメートで十分なに対応できるケースが多く、コストダウンを実現することができます。
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