機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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スズメッキのアルカリ浴への設計変更による品質向上のポイント
Before
スズメッキ加工は、電流効率、浴管理の容易さから酸性浴でメッキを行うのが一般的です。しかし、酸性浴はメッキの付き回りが悪く、上記の図のような筒状などの複雑形状の品物をメッキする場合は、筒内部にメッキが付きにくく不メッキとなることがあります。電流密度、メッキ時間等の処理条件を工夫することで不メッキを防止することができますが、結果的に外面にメッキを厚付けすることとなってしまうため、コストアップに繋がってしまいます。
コストダウン事例
After
スズメッキ加工で、圧着端子、スリーブなど複雑形状の品物のメッキを行う場合には、付き回りの優れているアルカリ浴でメッキを行うように指定することでコストダウンに繋がります。酸性浴と違い、アルカリ浴は、外面のメッキ膜厚が薄くても筒内部にメッキを行うことができるため、品質向上とコストダウンが可能となります。
スズメッキは、硬度が低く、柔らかい皮膜であることから、圧着端子などのメッキに多く用いられています。ただし、スズメッキといっても、酸性浴、中性浴、アルカリ浴があります。上図のような複雑な形状の品物にメッキを行う際には、一般的な酸性浴ではなく、アルカリ浴が適しています。設計時にアルカリ浴を指定することによって、製品の歩留まりが高くなり、品質向上とコストダウンが可能となります。
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