Before

ワーク（加工物）を加工するためには、ワークの固定が必要な場合があります。ワークの固定には様々な方法がありますが、上図のようにワーク固定治具でワークを固定する場合、設計上の加工穴が固定治具に干渉し、段取替えが必要となりコストアップの原因となります。

After

ワークを固定して加工を行う場合は、できるだけワークの固定が一度になり、段取替えが発生しないように設計することが、コストダウンのポイントとなります。上図の場合、ワーク（加工物）を加工する時に、穴加工を行う工具とワーク固定治具とが干渉しないよう、穴位置を設計段階から変更します。このようにすることで、ワークの段取替え（セットし直し）ロスが削減され、トータルコストの削減に繋がります。