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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
めっき表面のザラツキとは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
〇めっき表面のザラツキとは?
めっき処理後の表面に微細な凹凸が発生し、ザラザラとした触感となると共に光沢感の無い仕上がりとなる状態のことを言います。このザラツキが発生する原因として、めっき処理液が適切に管理されていない、めっき処理液中の不純物多い、めっき処理中の電流異常(過電流)、製品に磁気が帯びているなど、様々な要因が考えられますが、一般的には活性炭ろ過や空電解(弱電解)により、めっき液中の不純物を取り除く方法、また適切な製品処理配置、処理電流の見直しを行うことでザラツキを抑えることが可能となります。
プレス表面処理一貫加工.comでは、日々めっき処理液の適正管理に努め、このような不具合に繋がらないよう予防管理を行っておりますが、工程管理以外の要因でもある製品磁気影響によるザラツキに付いて、発生するメカニズムと対策方法の事例を下記に記載します。
≪不具合事例≫
製品(鉄鋼加工材)に無電解ニッケルめっき処理を行ったところザラツキが発生した。
前処理・めっき処理液・処理条件などに異常は無い状態であった。
製品自体を調査した結果、磁気を帯びていることが判明した。
≪磁気を帯びてしまう要因≫
鉄は帯磁しやすい強磁性体と呼ばれる金属であるため、機械加工や研削時の電磁チャックなどの磁界影響を受けて磁気を帯びてしまいます。また一度帯磁してしまうと外部磁界が無くなった後も、磁性を保ち続ける特性があります。
≪ザラツキが発生するメカニズム≫
めっき処理を施す製品の帯電箇所に、めっき処理液中の金属紛などの不純物が吸着されると同時に、めっき被膜が析出されてしまうことでザラツキが発生してしまいます。
≪対応方法≫
めっき処理前に磁性が見受けられる製品は、処理前に脱磁器(磁性体の磁気を取り除く装置)にて脱磁処理を行ったのちにめっき処理を施します。
【プレス表面処理一貫加工.com】では長年に渡り蓄積した経験やノウハウをもとに最適なめっき処理を行っております。めっき処理に関してお困りの点が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。

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