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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
ボーメ(Baume)度って?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
ボーメ度とは液体の比重を測定して出た値となります。
(比重とは)
ある物質の質量と同体積の標準物質の質量との比を云い、この場合は標準物質に4℃の純水が用いられ、ほぼ1g/㎤の値を示し、比重と同じ値を示しますが、比重は単位を持たない「無名数」であるので、比重を測る事によって密度を知る事が出来ます。この事からボーメ度の場合は液体がどのくらいの重さであるかと云う、比の値になります。
良いめっき製品を作り出す為には、浴(前処理、めっき、後処理)を管理する事が重要です。その管理指標の中の一つがボーメ度です。めっき液の比重測定には通常ボーメ度を用います。ボーメ度は浮秤により測定され、重ボーメ計、軽ボーメ計の2種類があります。
(使用例として)
一般的にめっき工程における前処理の酸濃度は中和滴定によって濃度管理を行いますが、仮に被めっき物が鉄製品の場合、この前処理として行う酸処理の際に鉄が浴中に溶け込み、ボーメ度(比重)は高くなってしまいます。酸濃度は変わらなくても、鉄が浴中に蓄積されることで、不純物として悪影響を及ぼす可能性があり、正常な活性化を促すことが出来なくなる恐れがあります。この様にボーメ度(比重)は上述以外の要因でも変化しますが、浴管理の比較ツールとしての役割があります。
【参考】
〔重ボーメ度〕
15%食塩水に浮秤を浮かべたときの示度を15°とし、純水に浮秤を浮かべた時の示度を0°として、その間を15等分して目盛りを付けた物。
〔軽ボーメ度〕
10%食塩水に浮秤を浮かべた時の示度を0°として、純水に浮秤を浮かべた時の示度を10°として、その間を10等分して目盛りを付けた物。
めっき液の測定には、重ボーメ計を用いるが、1目盛り0.1°の精密重ボーメ計を使用します。プレス表面処理一貫加工.comではめっき加工のインからアウトまであらゆる管理手法を駆使して、お客様のニーズに合った高品質の商品をご提案させて頂きます。
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