機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
部分めっきとは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
一般的にめっきを施す場合、品物全体にめっきをすることが多いですが、部分めっきとはその名の通り、部分的にめっき処理を行うことを指します。
<部分めっきをする目的>
○必要な部分のみにめっきを施したい、コストを削減したい場合
金や銀などの貴金属類は非常に高価であることから、不要な部分にめっきをさせないことでコストを削減することができます。
○部分的にめっき処理をしたくない箇所がある場合
コネクタ端子などに「はんだ付け」を行った場合、「はんだ」が這い上がることから「はんだ」濡れ性の悪いニッケルを露出させる(部分的にめっきをしない)ことで、「はんだ」の這い上がりを防止する効果があります。
<部分めっきの代表的な方法>
○テープマスキング
製品のめっきを施したい部分だけを露出するように粘着テープを貼り、めっき処理を行う方法です。部分めっきの方法としては最も利用されている方法ですが、処理中にテープの接着剤が汚染されることでテープが剥がれてしまう恐れがある為、使用する粘着テープの選定が重要なポイントとなります。また、製品形状が複雑なものには不向きな一面もあります。
○塗料マスキング
めっきをしたくない箇所に、エポキシ樹脂などの合成樹脂塗料を筆などで塗る簡単なものです。テープを貼ることができない製品や、形状が複雑な製品に利用されていますが、ピンホールができないよう複数回塗る必要があることから、コストの高い処理方法となります。
○部分浸漬
めっきを施したい部分を液中に浸漬させてめっき処理を行う方法です。特別な治具などを必要としないため、低コストで部分めっきが可能です。デメリットとして、めっき液の表面張力による液の吸い上がりで、めっき箇所と非めっき箇所の境界がぼやけてしまうことや、製品中央部を非めっき箇所とすることができず、部分めっきが端部に限定されてしまうことです。
部分めっきは処理する方法や製品形状などが複雑化することで工数が増加しコストの増大につながります。部分めっきを選択する場合は、設計段階からマスキング処理しやすい製品設計を考慮することが、品質の向上に繋がり、加工コストを抑える重要な要素となります。プレス表面処理一貫加工.comでは表面処理の実績が多数ありますので、お困りごと・ご不明な点が御座いましたら、お気軽にお問い合わせください。
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