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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
ルテニウムめっきとは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
<ルテニウムとは>
英語【Ruthenium】、原子記号【Ru】、原子番号【44】、原子量【約101.07】、融点【約2300℃】、密度(293K)【約12.4g/㎤】の貴金属の一種であると共に、白金族金属にも分類されています。
<貴金属(precious metal又はnoble metal)とは>
イオン化傾向が小さく、酸やアルカリに反応し難く、安定している金属の総称。
主に「金(ゴールド)・銀(シルバー)・白金(プラチナ)・パラジウム・ロジウム・イリジウム・ルテニウム・オスミウム」の8種類。
<白金族金属(PGM:Platinum Group Metals)とは>
周期表で 8~10族に属する遷移金属であり、鉱物として一緒に産出され共通する性質をもつ「白金(プラチナ)・パラジウム・ロジウム・ルテニウム、イリジウム、オスミウム」の 6 種類の金属の総称。
<ルテニウムの性質>
ルテニウムの外観は銀白色をしており、硬くて脆い金属です。パラジウムと同様に多量の気体(水素や窒素など)を吸蔵する性質を持っていることや、同じ白金族金属に添加することで高硬度の合金化が図れます。主に電気、触媒、電気化学関連へと使用され、産出方法としては白金鉱石の製錬過程における副産物として得ることができますが微量である為、希少な金属の一つでレアメタルとなります。しかしながら、金(ゴールド)・白金(プラチナ)・ロジウムなどの他の貴金属に比べて比較的安価というメリットもあります。ルテニウムの応用分野は、いまだ開発途上であり、未知数の可能性を秘めています。
<ルテニウムめっきの特徴・用途>
めっき皮膜としては低接触抵抗、高硬度、耐摩耗性、耐食性に優れた皮膜ですが、内部応力が高く、クラックが発生しやすい為、厚膜化は難しいです。外観としては、白ルテニウムと呼ばれる白金族金属の中では最も暗みのある銀白色をしていますが、めっき浴に添加剤を含ませることで、黒ルテニウムと呼ばれる黒色調(濃いグレー系)の重厚な外観を示すことも出来ます。上記でも述べた通り、貴金属の中では安価であり、皮膜特性としても優れていることから白ルテニウムではロジウムめっきの代替えとなる、リードスイッチ・摺動スイッチ・コネクタなどの電子部品に用いられたり、黒ルテニウムではアクセサリー関連(指輪・ネックレスなど)・メガネフレーム・アンティーク加工(古美仕上げ)などに用いられたりしています。
※関連項目(貴金属)
・金めっきの用途・特徴は?
・金めっきはどのような液を使用しているの?
・銀めっきとは?
・ロジウムめっきとは?
・イリジウムめっきとは?
・白金(プラチナ)めっきとは?
・パラジウムめっきとは?
・オスミウムめっきとは?
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