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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
アルミニウムの陽極酸化処理とはどういうものですか?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
陽極酸化とは、陽極における電気化学的酸化反応の総称で、アルミニウム、チタン、マグネシウムなどの金属を陽極とし、電解液(電解質溶液)中で電解することによって生じる酸素が、これらの金属表面に酸化皮膜を形成させることを目的とした表面処理技術となります。
ご質問頂きました、アルミニウムまたはアルミニウム合金の陽極酸化処理について、簡単では御座いますが説明させて頂きます。アルミニウムは、活性な金属であり大気中でも酸素と反応して自然酸化被膜を薄っすらと生成しています。 しかしながら自然酸化被膜では長期的な耐食性は無い為、いずれ腐食していきます。そこで、人工的に陽極酸化処理を施すことで、より強固な酸化皮膜を形成させて高耐食性を付与させることが可能となります。皮膜状態としては、表面側では多孔質層(ポーラス層)と呼ばれる中央に小さな孔が開いた微細孔(ポア)の六角柱があり、並んだ状態(ハニカム構造)となっています。一方、皮膜底部(アルミ素地側)ではバリヤ層と呼ばれる層が存在して貫通はしていません。 尚、この微細孔(ポア)を利用して染料などを染み込ませることで皮膜に色をつけることが出来たり、PTFE粒子(テフロン=ポリテトラフルオロエチレン)を付着させて耐摩耗性・滑り性を向上させることも可能となりますが、使用する電解液(電解質溶液)の種類によっては後処理として封孔処理が必要となります。
主な性質としては、耐食性・耐摩耗性・耐薬品性・装飾性・絶縁性・放熱性・潤滑性・密着性などのメリットが見込まれます。
使用用途としては、住宅建材・自動車、航空機、電車などの内装品・光学部品・半導体部品・照明機器・医療機器など様々な分野で活用されています。
※関連文書
・表面処理で施される封孔処理とは?
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