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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
複合めっきって何ですか?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
複合めっきとはめっき皮膜に析出金属の特性以外の機能を付与するために、他の材料(微粒子など)を用いて分散・共析させたものを指しており、電気めっき・無電解めっきのどちらでもめっき処理が可能となります。
具体的にはめっき浴の中で安定な微粒子(不溶性粒子、難溶性粒子など)を入れて分散させ、析出されるめっき金属の中に分散した微粒子が埋め込まれていく現象で、分散めっきとも呼ばれています。
複合めっきでは使用する複合材(微粒子など)の性質を十分に把握しておく事が必要です。不純物を含まない出来るだけ高純度のものを使用し、めっき液のPH変動による分解反応を起こしたり、溶解せず、化学的に安定したものであることが望ましいです。また、形成した複合めっき皮膜が目的とする機能性を発揮する為には、使用する複合材粒子の形状、粒径、表面性状、比重、懸濁濃度、凝集性を検討する必要があります。そのほか、めっき液の種類、PH、温度、攪拌状態、撹拌方法、電流密度、電源の波形などが大切な要素としてあげられます。
主な複合材としてアルミナ(Al2O3)、窒化ホウ素(BN)、フッ化黒鉛(CF)n、炭化クロム(Cr3C2)、ダイヤモンド、二硫化モリブデン(MoS2)、フッ素樹脂(PTFE)、炭化ケイ素(SiC)、炭化タングステン(WC)などが使用されています。
こうした複合めっきでの機能性は、従来のめっき皮膜では得られない高硬度、耐摩耗性、潤滑性、離型性、撥水性などが付加されることで、様々な分野での用途に活用されています。
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