Q -よくあるご質問

めっきの種類を表す記号って？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

ご質問頂きました内容につきまして、JIS　H 0404-1988電気めっきの記号による表示方法から抜粋し簡単では御座いますが説明させて頂きます。

（例）　Ep-Fe/Zn5b/CM2:D　と記載があったとします。

該当する箇所に番号を振り分けた状態
Ep　-　Fe　/　Zn　5　b　/　CM2　：　D
①　　　②　　　③ ④ ⑤　　 ⑥　　　 ⑦

①めっきを表す記号
電気めっき（Ep又はSPLE）、無電解めっき（ELｐ又はSPLEL）

②素地の種類を表す記号
鉄鋼（Fe）、銅・銅合金（Cu）、亜鉛合金（Zn）、アルミニウム・アルミニウム合金（Al）など

③めっきの種類を表す記号
ニッケル（Ni）、クロム（Cr）、銅（Cu）、亜鉛（Zn）、金（Au）、銀（Ag）、スズ（Sn）など

④めっきの厚さを表す記号
有効面での最小厚さをμm単位で示した数値（0.1、1、5、10など）
等級分けを分けを行っている場合（1級3以上、2級5以上、3級10以上など）

⑤めっきのタイプを表す記号
光沢めっき（b）、半光沢めっき（s）、無光沢めっき（m）、二層めっき（d）、マイクロポーラスめっき（mp）など

⑥後処理を表す記号
光沢クロメート処理（CM1）、有色クロメート処理（CM2)、水素除去のベーキング（HB)、塗装（PA)など

⑦使用環境を表す記号
腐食性の強い屋外環境（A)、通常の屋外環境（B)、湿度の高い屋内環境（C）、通常の屋内環境（D)

（例）の記号内容を上記①～⑦に当てはめて考えると
（電気めっき、鉄鋼素地、亜鉛めっき、5μm以上、光沢めっき、有色クロメート処理、通常屋内での使用）と言う事となります。

上記内容を把握するのは大変ですので、「プレス表面処理一貫加工.com」にお問い合わせ頂く事で、お客様の情報を基に最適な標記方法の御提案させて頂きます。また、めっきによる表面処理のみだけでなく製品設計～プレス加工～表面処理～納品に至る全ての工程において一貫加工が可能となりますのでお気軽に「プレス表面処理一貫加工.com」へお問い合わせください。

※関連項目
・めっき加工を依頼する際に必要な情報とは？
・プレス加工を依頼する際に必要な情報とは？