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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
銅の錆って?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
錆は一般的に鉄の錆に代表されるように、金属表面に発生する茶褐色の酸化物の事を指し、放置すると腐食が進むというイメージがありますが、銅の錆は、鉄の錆とは異なり保護皮膜としての役割も持ち合わせています。
つまり、銅の表面についた錆がそれ以上銅の本体を腐食させないように作用します。この作用によって腐食の進行を完全には止められないものの、進行速度を抑える事ができます。
銅はこの性質によって腐食に強いものであり、耐食性に優れた材料として熱交換機の伝熱管、フレアナット、給排水管、更に家屋の屋根などにも使われています。
但し、実際にこれらの構造材料や部品、機械部品に銅を使用する場合、強度・耐食性・加工性などを向上させる目的で、別の金属(または非金属)を加えた銅合金を使用することが多く、ここでいう銅の錆とはこの銅合金の表面に生成される酸化物のことを指します。
又、銅錆の発生メカニズムとして、初めに酸化銅Ⅰ(Cu2O)、酸化性の強い環境においては酸化銅Ⅱ(CuO)が生成されます(外観色は一般的に前者が赤褐色、後者が黒色)。
そして、この生成された酸化銅は、酸素や亜硫酸ガス、水と反応した場合は塩基性硫酸銅、二酸化炭素(CO2)と反応した場合は塩基性炭酸銅、海水や潮風と反応した場合は塩基性塩化銅へと変化します(外観色は一般的に緑色)。
このようなメカニズムを銅錆の代名詞とも言える「緑青(ろくしょう)」と言い、銅本体の保護皮膜としての機能を果たします。
プレス表面処理一貫加工.comでは、銅及び銅合金の本来の性能を損なう事無く、電気めっきを含めた表面処理及びプレス加工の一貫生産が可能となっておりますのでお気軽にお問合せ下さい。
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