Q -よくあるご質問

めっき工程でのスプレー洗浄はどのように行っているの？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

【スプレー洗浄とは】

金属表面に洗浄溶液をスプレーノズルで噴射させることで表面上に付着している加工油・汚れ・埃などを除去する方法。一般的にはポンプ等を用いて一定圧力で噴射させる。

スプレーノズルの材質は黄銅（真鍮）、ステンレス鋼、プラスチックが一般的に使われていますが、めっき処理工程で使用する場合は薬品による腐食・耐食性も検討し選定する事が必要。また、ノズルの形状はストレート・拡散・カーテン状など様々な種類があり、洗浄する品物の大きさや形状、処理設備の構造など状況に合わせたものが必要不可欠となります。

【めっき工程での使用について】

プレス表面処理一貫加工.comでは、主にパンチングプレスされた薄板（min0.045～max0.100mm）の上に無光沢ニッケルめっきの処理工程（フープめっき）を行う設備があり、その箇所でスプレー洗浄を導入しております。

フープめっき処理装置のスピードは10m/min前後となりますので、高速で各処理槽（脱脂、水洗、酸洗、めっき、純水など）を通過します。通常めっき処理では処理槽に品物を浸漬させますが、プレス表面処理一貫加工.comでは、長年の経験とノウハウより高速フープめっきを行う上で最適なスプレーノズルの材質・形状選定及び処理設備の導入と運用方法を確立しており、安定した品質の品物を提供させて頂いております。

※下記にイメージ図を貼り付けていますので参考にしてください。