機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
めっき工程で使用する超音波洗浄とは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
超音波とは人間の耳には聞こえない音、一般的に20KHz以上(KHz=周波数の単位)を超えた音を言います。その中で動力的に使用されているものと情報的に使用されているものに分けられます。
<動力的に使用されるもの>
・超音波洗浄機(時計やメガネなどの洗浄などに用いられる)
・超音波加工機(超音波カッターやドリルなどに用いられる)
・超音波歯ブラシ
<情報的に使用されるもの>
・超音波検査(一般的にはエコー検査が有名であるが医療関係では様々なものがある)
・ソナー(漁業等で使用される魚群探知機など)
【超音波洗浄とは】
超音波によって生み出されるキャビテーション(空洞現象)エネルギーの衝撃波を利用して洗浄物の汚れを落とす目的で開発されたもの。
めっき工程で使用する超音波洗浄とは上記に記載している動力的に使用される超音波洗浄機が該当しますが、時計やメガネなどの洗浄に使用されるものは一体化された比較的小さな容器状の物となります。めっき工程で使用する場合は槽の大きさが数百リットルにもおよびますので、超音波発振機と呼ばれる発信機(コントローラー)と振動子(振動を行う係)なるものを使用します。振動子を槽内に設置し、槽の外側に発信機を設置して周波数を調整・制御する形となります。
主にラック等に被めっき物を引っ掛けてアルカリ浸漬脱脂洗浄を行いますが、複雑な曲げ加工、ねじ切り(タップ加工)、穴あけ(貫通穴、未貫通穴)加工のしてある品物の場合、アルカリ浸漬脱脂洗浄のみでは内部まで浸透せずめっきが付かない、後から液が染み出してくるなどの問題が挙げられます。
そこで、アルカリ脱脂槽内に超音波洗浄装置を組み込む事で表面状にある加工油・汚れなどの除去を進めつつ、超音波による共振作用で内部まで浸透させることでしっかり洗浄し、綺麗なめっきを行うことを目的としています。
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