機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
先着100名様限定 無料プレゼント中!
本サイトからの請求はこちら
イプロスからの請求はこちら
プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
めっき皮膜の剥がれ(素地との密着不良)が発生する原因は?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
めっき皮膜の剥がれ(素地との密着不良)が発生する原因として、前処理工程不足による不具合が、主な原因として考えられます。 | |
前処理とは、 | |
1. | 脱脂洗浄(アルカリ溶液による洗浄) |
・プレスや切削、研磨等の素材加工及び、防錆目的で使用された油分を取り除く行程。 | |
2. | 酸処理(活性化) |
・1での脱脂洗浄行程から発生する残留アルカリ皮膜の除去(中和)。 | |
・薄い酸化皮膜の除去。 | |
・素材表面の軽いエッチング(めっき密着性を高める為、酸の溶解反応により、 | |
素材表面に微細な凹凸を付ける) | |
3. | 水洗 |
・1及び2の後に行い、各工程で付着する脱脂剤、酸を除去し、科学的影響を無くす。 | |
・素材表面から浮遊固形物を除く。 | |
以上、3つの行程が基本となっています。 | |
めっき皮膜の剥がれ(素地との密着不良)が発生する原因として、 | |
● | 脱脂洗浄工程 |
・脱脂溶液の浸漬時間不足による、素地への油分残留 | |
・脱脂溶液劣化(濃度減少等)により、脱脂能力が低下した事による、素地への油分残留 | |
● | 酸処理(活性化)工程 |
・酸溶液の浸漬時間不足による、素地への残留アルカリ皮膜や酸化皮膜等の残留 | |
・酸溶液劣化(濃度減少等)により、活性能力が低下した事による、素地への残留アルカリ皮膜や酸化皮膜等の残留 | |
・酸浸漬時間不足、又は、酸溶液劣化(濃度減少等)により、酸の溶解反応が鈍くなった為 | |
● | 水洗工程 |
・各工程からの薬剤や油分等の持込により、水洗水が汚染された事による、素地への脱脂剤や酸、浮遊固形物の残留 | |
素地とめっきの密着性を良好な状態で維持していく上で、脱脂・酸溶液の濃度、浸漬時間の設定、水洗水の状態等、適切な状態で管理を行うことが重要となります。 | |
プレス表面処理一貫加工.comでは、長年に渡り蓄積した経験やノウハウをもとに、前処理工程において、脱脂・酸溶液浸漬時間の最適な設定、適切な薬剤補給、又は、更新による溶液濃度管理、水洗水の定期的な更新を行っております。 | |
その他、めっき剥がれの原因として、前処理の不具合以外にも、素地の状態・めっき液の状態・環境の影響なども考えられますが、素地の選定、前処理・めっき工程から環境影響に至るまでの管理をトータルで行っていく事で、製品品質の安定に努めております。 |
プレス加工・表面処理加工の設計・製作なら
プレス表面処理一貫加工.comにお任せください!
私たちが皆さまの悩み事を解決いたします。