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プレス表面処理一貫加工.com

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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ

Q -よくあるご質問

めっき皮膜の剥がれ(素地との密着不良)が発生する原因は?

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

めっき皮膜の剥がれ(素地との密着不良)が発生する原因として、前処理工程不足による不具合が、主な原因として考えられます。
前処理とは、
1. 脱脂洗浄(アルカリ溶液による洗浄)
・プレスや切削、研磨等の素材加工及び、防錆目的で使用された油分を取り除く行程。
2. 酸処理(活性化)
・1での脱脂洗浄行程から発生する残留アルカリ皮膜の除去(中和)。
・薄い酸化皮膜の除去。
・素材表面の軽いエッチング(めっき密着性を高める為、酸の溶解反応により、
素材表面に微細な凹凸を付ける)
3. 水洗
・1及び2の後に行い、各工程で付着する脱脂剤、酸を除去し、科学的影響を無くす。
・素材表面から浮遊固形物を除く。
以上、3つの行程が基本となっています。
めっき皮膜の剥がれ(素地との密着不良)が発生する原因として、
脱脂洗浄工程
・脱脂溶液の浸漬時間不足による、素地への油分残留
・脱脂溶液劣化(濃度減少等)により、脱脂能力が低下した事による、素地への油分残留
酸処理(活性化)工程
・酸溶液の浸漬時間不足による、素地への残留アルカリ皮膜や酸化皮膜等の残留
・酸溶液劣化(濃度減少等)により、活性能力が低下した事による、素地への残留アルカリ皮膜や酸化皮膜等の残留
・酸浸漬時間不足、又は、酸溶液劣化(濃度減少等)により、酸の溶解反応が鈍くなった為
水洗工程
・各工程からの薬剤や油分等の持込により、水洗水が汚染された事による、素地への脱脂剤や酸、浮遊固形物の残留
素地とめっきの密着性を良好な状態で維持していく上で、脱脂・酸溶液の濃度、浸漬時間の設定、水洗水の状態等、適切な状態で管理を行うことが重要となります。
プレス表面処理一貫加工.comでは、長年に渡り蓄積した経験やノウハウをもとに、前処理工程において、脱脂・酸溶液浸漬時間の最適な設定、適切な薬剤補給、又は、更新による溶液濃度管理、水洗水の定期的な更新を行っております。
その他、めっき剥がれの原因として、前処理の不具合以外にも、素地の状態・めっき液の状態・環境の影響なども考えられますが、素地の選定、前処理・めっき工程から環境影響に至るまでの管理をトータルで行っていく事で、製品品質の安定に努めております。
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