機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
ステンレス材のめっき加工での前処理とは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
ステンレスが耐食性に優れているのは、合金成分のクロムが空気中の酸素や水分子と結合し、水和オキシ酸化物と呼ばれる皮膜が表面にできる為です。これが不動態被膜(腐食作用に抵抗する保護皮膜)となる事で、耐食性を高めています。
この不動態被膜は、一般的な鉄鋼材で施される、油・付着物除去を目的とする脱脂処理や、脱脂後に素地表面とのめっき密着性を高める為に行われる酸処理(メッキ工程迄に施す脱脂・酸処理を前処理といいます)と同様の処理をしても密着不良を起こし、強酸処理をしても空気中・水中の酸素と反応し、すぐに不動態被膜となる為、前処理後は不動態被膜を除去した状態で、素早くめっき加工をする必要があります。
・SUS403ステンレス(マルテンサイト系)は、比較的前処理しやすく、硫酸・フッ酸の混合液に常温浸漬、又は、塩酸で陰極電解し、酸処理後は水洗なしで、素早く本めっき加工する事をお勧め致します。
・18-8ステンレスと呼ばれるSUS303・304(オーステナイト系)などは、前処理として、塩化ニッケル・濃塩酸混合液(ウッドニッケル浴)にて酸処理・ストライクめっきを施します。
(ストライクめっき:不めっきに成り易い素材へのめっき密着力を上げる為、前処理として素材に薄いめっきを短時間で付ける処理方法)
こちらも、ストライクめっき処理後は、素早く本めっき加工する事をお勧め致します。
『プレス表面処理一貫加工.com』では、素地の材質、状態により、最適な前処理及びめっき方法を選定し、安定した品質の製品を提供しております。前処理、めっき処理でお困りでしたら、お気軽に御相談下さい。
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