Q -よくあるご質問

直流電源装置のリップル率とは？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

表面処理（電気めっき）加工プロセスにおいて直流電装置（整流器）は無くてはならない物で、電解脱脂工程、酸電解工程、電気めっき工程等で使用されている装置となります。

尚、一般的に商用電源から電源を取る表面処理用の直流電源装置（整流器）の場合、ダイオード・サイリスタ等の半導体を用いて整流（一定の方向）に変換しますが、平滑回路で完全な直流（周期的な極性がなく一定の電気）にすることは困難で、元の交流（周期的に極性が変化している電気）の周波数と同期して0V～最大電圧の範囲で微変動を繰り返し、電流を多く流すほど元の交流の周波数と同期した電圧変動が発生してしまいます。この電圧変動の事を「リップル」と呼び、直流に対しての変化率を「リップル率」と呼びます。すなわち、この「リップル率」が低いほど、「良い電源」と言うことが出来ます。

又、表面処理で使用する直流電源装置（整流器）にはサイリスタ式、インバータ式、パルス式があり、それぞれに特徴があるので硬質クロムやアルマイト処理用、プリント基板用、金めっき用等種類や用途に合わせて適切な装置を選定する必要があります。

プレス表面処理一貫加工.comでは様々な表面処理プロセスにおいて、最適な直流電源装置を選定し、安定した品質にて対応さて頂きます。