Q -よくあるご質問

プレス加工に使用される油（プレス加工油）とは？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

金属素材材料（鉄素材・ステンレス鋼鈑材・アルミニウム鋼鈑材等）のプレス加工時、上型（パンチ）が材料を打ち抜いた際にパンチとワークの接触面間にて大きな摩擦が生じ、発熱を起こします（摩擦熱）。これが繰り返される事によって材料に割れやキズ、上型パンチが焼き付きを起こしてしまうことがあり、更に金型の損傷、寿命が短くなる場合もあります。

そこで、摩擦を低減し、金型及び材料表面を保護する目的で使用される物がプレス加工油と呼ばれているものです。油を表面に塗布、又は散布し、油膜を発生させることで、摩擦を低減し、焼き付きによる金型の損傷、材料を割れやキズから保護します。加工油の種類も多種多様で、打ち抜きや曲げ・絞り等のプレス加工方法や、素材の種類、加工材料の厚さにより、最適な物を選定する必要があります。又、次工程にてメッキ処理を行う場合、前工程として脱脂処理（表面に付着した油分やほこりを除去する処理）が必要となりますが、脱脂用薬剤との相性、油分除去性能も踏まえ、選定する必要があります。

プレス表面処理一貫加工.comではプレス加工に加えメッキ加工も一貫して行っている為、次工程を考慮した加工油を選定する事ができ安定した品質を提供する事ができます。