機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
金属の着色方法はどのようなものがありますか?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
金属材料の着色は金属の表面に適当な色調を与えると同時に、素地の防食、装飾、耐摩耗性、耐熱性などの諸性質も要求されます。主に銅、黄銅を主材料とする製品、建築金物、室内調度品、装飾品、照明器具、雑貨類など応用範囲もきわめて広くなっています。代表的なものとして、銅に少量の金を混ぜた合金である赤銅(しゃくどう)は表面が黒色で、これは日本独特の技術です。
※金属着色の分類として大別すると以下の4つの方法に分けられます。
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- 金属表面を金属や他のもので被覆する方法で、めっき、有色金属塩の析出、金属色塗料による塗装などがある。
- 金属自体の表面を特色のある酸化物、硫化物、金属の塩類に変えたり、着色材料を吸着しうる表面に変えたり、光の干渉によって発色させたりする。
- 適当な電解質溶液中で電解する。
- 上記の方法を組み合わせ併用する。
※一般的な着色法を分類すると次のようになります。
(1)化学的方法
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- 薬品により金属表面に酸化物、硫化物、錯化合物などの薄い皮膜をつくる。 (例:リン酸マンガン処理、鉄の黒染めなど)
- 加熱により金属表面に酸化物皮膜を生成させる。(例:鉄鋼やチタン製品の酸化など)
- 金属蒸気などの拡散により金属面に合金層をつくる。(例:セメンテーションを行う)
(2)電気化学的方法
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- 電気めっきを施す。(例:金めっき、亜鉛めっき、ニッケルめっきなど)
- 陽極酸化処理を行う。(例:アルミニウムの陽極酸化被膜、アルマイト皮膜)
- 電解により酸化物や硫化物などを沈着させる。(例:アルマイトの電解着色)
(3)塗装による方法
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- 溶剤塗装、焼付塗装、粉体塗装などがある。
以上の諸方法によって金属着色を行うには、それぞれの金属及び生成化合物の化学的、物理的な性質を前もって知ることが必要です。いずれの方法によって着色する場合も、耐候性、耐摩耗性などを重要視し、さらに一般的には金属の表面に人目を引く色彩を与えることと、金属材料の色沢を人工的に変化させることがその主目的と考えられます。
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