機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
電気めっきで複雑な形状の物を均一にめっきするには?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
電気めっきの代表的なものとして、ニッケルめっき、亜鉛めっき、クロムめっき、金めっき等、様々な種類がございますが、ラックめっき(治具に製品を吊るしてめっきをする方法)では、一般的に製品の形状が複雑である程、均一の厚さにめっきを施すことが難しいと言われています。
【難しいと言われる要因】
めっき被膜析出の厚さは、めっきを付ける面に対して流れる電流の強さ(電流密度)に左右される為、電気がよく流れる箇所(主に凸部)はめっきが厚くなり、逆に電気が流れにくい箇所(主に凹み部)はめっきが薄くなります。また、その他の要因としてめっき液の温度、濃度、組成状態、液の流動、品物の位置、方向などの影響も関係してきます。
※関連内容
【めっき皮膜均一化のポイント】
① 品物の形状にあったラックを使用する
ラック治具材料の断面積(線径)が適切なものであるか、又、材質によっても抵抗値が異なる為、品物への通電状態を考慮しラック選定する。更に品物の掛け方(個数・向き等)による不具合が発生しないよう考慮する。
② めっき被膜の薄くなり易い凹部に補助陽極を配置し、内部への電流の流れを良くする
補助陽極には電解腐食されない材質を選定し、品物へ接触しない程度に配置する。
③ めっき被膜の厚くなり易い凸部に補助陰極、又は遮蔽板を配置し、めっき被膜の析出量を調整する
補助陰極(カブリ止めとも言われる)や、遮蔽板(シールド)を設けることで、凸部となる高電流密度部分の局部的な電流密度を平均化する。
④ めっき液を攪拌し、常に液が流動している状態にする
ろ過機又は撹拌用ノズルなどを導入することで槽内のめっき液を循環させ、添加剤や液濃度、液温度分布の均一化を図る。
プレス表面処理一貫加工.comでは、長年に渡り蓄積された技術力により、トータルコストを考慮したご提案を可能としておりますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。
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