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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
無電解ニッケルメッキ槽にはメッキが析出しないのか?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
無電解ニッケルメッキ槽には、高温の酸性浴に対する耐久性が求められる為、一般的にステンレス鋼(主にSUS316又はSUS304)が採用されています。このステンレス鋼は表面に厚さ1~3nm程の不動態被膜(酸化被膜)を形成し、メッキを析出させる事が難しい素材(難素材)のひとつとされています。
しかしながら、ステンレス槽であっても、「メッキが析出しない」とは言えません。析出させない方法として、日々の適正な運用管理(液管理と設備メンテナンス)を行い、「メッキの析出を防ぐ」ことが重要なポイントとなります。
この適正な運用管理とは、無電解ニッケルメッキ液・ステンレス槽・それに付属する各種設備の管理を確実に行うこと。メッキ液中の薬品濃度管理を適切に行うこと等が挙げられます。又、この濃度管理には自動補給機が多く用いられていますが、自動・手動に関わらず、補給頻度等の条件、並びに設備のメンテナンス手順等は、各社で培われたノウハウが反映される形となります。
【ステンレス槽にメッキが析出する要因と事例】
・メッキ液中の不純物(鉄粉・金属片等)が沈殿し、槽の下部よりメッキの析出が広がる。
・メッキ液の濃度が、過剰な補給によって限界値を超えた場合。
・メッキ液のPHが、過剰な補給によって限界値を超えた場合。
・各種無電解ニッケルメッキ液に定められた規定ターン数(使用頻度)を超えた場合。
・無電解ニッケルメッキ液中の成分バランスが崩れ、自己分解(液自体が反応し合うこと)が発生した場合。
プレス表面処理一貫加工.comでは、金型部品・機械装置部品・精密部品等の無電解ニッケルメッキ処理を長年に渡って行い、様々なノウハウを蓄積しております。又、金型設計・製作、精密プレス加工、ニッケルメッキ(電解・無電解)、亜鉛メッキ、錫メッキ、金メッキ等も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※関連項目
・めっき工程で使用される処理槽とは?
・各種無電解ニッケルめっきの用途を教えてください
・無電解ニッケルリン合金めっきのリン含有率による皮膜特性、使用用途を教えてください
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