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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
オスミウムめっきとは?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
<オスミウムとは>
英語【osmium】、原子記号【Os】、原子番号【76】、原子量【約190】、融点【約3000℃】、密度【約22.59g/㎤】の貴金属の一種であると共に、白金族金属にも分類されています。
<貴金属(precious metal又はnoble metal)とは>
イオン化傾向が小さく、酸やアルカリに反応し難く、安定している金属の総称。
主に「金(ゴールド)・銀(シルバー)・白金(プラチナ)・パラジウム・ロジウム・イリジウム・ルテニウム・オスミウム」の8種類。
<白金族金属(PGM:Platinum Group Metals)とは>
周期表で 8~10族に属する遷移金属であり、鉱物として一緒に産出され共通する性質をもつ「白金(プラチナ)・パラジウム・ロジウム・ルテニウム、イリジウム、オスミウム」の 6 種類の金属の総称。
<オスミウムの性質>
オスミウムの外観は青みがかった銀白色をした金属で、最も密度の高い(重たい)元素であると共に、地球の地殻における量は非常に少なく、最も希少な元素の1つとなります。また、とても硬いのですが脆い金属でもあり、非常に高い温度(高融点)に耐えることが出来る為、機械加工や形成などが難しいものとなります。金属固体のオスミウムは無害ですが、細かく粉末化された金属オスミウムは、室温レベルでも酸素(O)と反応して四酸化オスミウム(OsO4)を形成します。この四酸化オスミウムは特有の刺激臭を発し、毒性が強く、揮発性が非常に高い為、吸入したり、皮膚に触れると人体に致命的なダメージを及ぼす危険性があります。
<オスミウムのめっき>
理論的には電析可能な金属ですが、オスミウムめっきとしては用いられていません。
<オスミウムの用途>
単体として使用されることは、ほぼありません。硬さを生かしてオスミウムとイリジウムの合金による万年筆のペン先部に用いられるほか、四酸化オスミウムとして電子顕微鏡(SEM、TEMなど)による高分子材料へのコントラスト増強や導電性の無い試料での帯電防止として用いられることで、より鮮明で高倍率な観察が可能となりますが、上記にも述べた通り、危険性を伴いますので取り扱い・作業環境には十分な配慮が必要です。
※関連項目(貴金属)
・金めっきの用途・特徴は?
・金めっきはどのような液を使用しているの?
・銀めっきとは?
・ロジウムめっきとは?
・イリジウムめっきとは?
・ルテニウムめっきとは?
・白金(プラチナ)めっきとは?
・パラジウムめっきとは?
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