Q -よくあるご質問

めっき厚みのバラつきとは？

A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答

めっきには、被めっき物の材質・めっき仕様によって様々な種類と製法がありますが、電解（電気）めっきの場合、被めっき物に電気を流して処理を行うため、被めっき物の形状によって部分的に電位差が発生し、めっき厚みにバラつきが生じます。特に被めっき物の端面・突起の先端部分は電気が集中しやすいため、めっきが厚くなり、その反面電気が集中しにくい平面の中心部分は、めっきが薄くなる傾向にあります。この電気が集中しやすい部分、集中しにくい部分、すなわち被めっき物に流れる電流密度の差によって、めっき厚みのバラつきが生じることとなります。

但し、めっき厚みに影響を与える他の要因として、めっき液の状態、液中における被めっき物の位置・方向、処理時間等もあり、電流密度の差がめっき厚みに比例しているとは限りません。

電解めっきにおけるめっき厚みのバラつきは製法上回避することは困難となりますが、このバラつきを可能な限り抑制するために、めっき液と被めっき物の状態（液攪拌、液流動、液温、薬品濃度、陰極と陽極の配置）をコントロールすることが必要となります。

プレス表面処理一貫加工.comでは、長年のめっき加工におけるノウハウを基にめっき厚みのバラつきを抑え、安定しためっき処理を行うことに評価をいただいております。また、めっき以外にも前工程であるプレス加工、金型の設計製作から一貫したサービスが提供可能です。