機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
バレルめっきとはどのような処理の事でしょうか?
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
バレルめっきとは、別名ガラめっき、回転めっきとも呼ばれますが、その名の通りバレル(樽=Barrel(英語))の形をした容器の中に製品を入れてめっき液に浸漬し、そのバレルを回転、もしくは揺動させることで製品を混合させながらめっきを行うもので、特徴として一度に大量のめっき処理が出来ることから、ラックめっき(製品を引っ掛ける、または吊るす方法)と比較して、製造コストが安価であることが挙げられます。
このバレルの形状は、六角形のものが主流ですが、その他にも八角形・丸形・梅型(フットボール型)などの形状の物もあり、材質は、PVC(ポリ塩化ビニル)、PP(ポリプロピレン)、アクリルなどが用いられます。一般的にはこのようなバレルを水平方向に回転させながらめっき処理が行われますが、この水平回転方式も一定方向回転型・正逆回転切替型・水平回転を行いながら左右に揺れる偏芯型・回転を行わない揺動型などに分類されます。また水平回転方式以外にも傾斜回転方式・垂直振動方式など、製品の形状に応じて特殊な方式が用いられることもあります。
更に、バレル内部の製品が処理中に均等に混ざらない場合は、バレルの内面にリブ加工を施し凹凸を付けることで混ざりやすく改良したり、めっきの付きまわりを向上させる目的で、インバータを設置し電気的に回転数を変化させる、駆動ギア比を変えて回転数を調整するなど、バレルめっきのデメリットである品質のバラツキを抑制させる技術が必要とされます。
尚、バレルを用いて電気めっきを行う場合は、製品を陰極(マイナス電位)とするために通電させる必要がありますが、その通電媒体としてリード線タイプ・ストレートバータイプ・ボタン接点タイプなどの電極が用いられます。この電極に関してもバレル内へ設置し、製品と接触させることで通電させるため、その電極形状に関しても最適なものを選択することが必要とされます。
これらのことよりバレルめっきは大量にめっき処理を行うことが出来る反面、個々の製品に品質的なバラツキが生じやすいこともあり、これを補う最良なめっきプロセスを確立することがバレルめっきのノウハウとなります。
プレス表面処理一貫加工.comでは、水平バレル・傾斜バレル等大きさも様々なバレルを保有しており、これまで蓄積されたノウハウを基に製品形状や用途に応じた最適なめっき手法を御提案させて頂く事で、コスト・品質面でのご要望に御答え致します。
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