機械設計技術者のための産業用機械・装置カバーのコストダウンを実現する設計技術ハンドブック(工作機械・半導体製造装置・分析器・医療機器等)
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プレス表面処理一貫加工.com よくある問合せ
Q -よくあるご質問
電気亜鉛めっきについて教えてください
A -プレス表面処理一貫加工.comからのご回答
【電気亜鉛めっきの特徴として】
- 電気亜鉛めっきは比較的安価で鉄の防食性めっきとして幅広く用いられています。
- 亜鉛めっきは亜鉛自体が腐食する事で鉄の錆を防止する働きがあるが、亜鉛めっき表面が錆びると白錆が生じる為、これの防止策として亜鉛めっき後にクロメート処理を行っている。
- 電気亜鉛めっきはシアン化亜鉛浴、ジンケート浴、酸化亜鉛浴が主に用いられている。
【亜鉛めっき浴について】
○シアン化亜鉛浴
- めっき浴に洗浄効果があり、密着性のよいめっきが得られる。
- 毒性の高いシアン化ナトリウムを使用しているので排水処理性、環境負荷を考えると扱いにくい。
○ジンケート浴
- めっき電着速度が速く、また均一電着性に優れている。
- シアン化ナトリウムを含まず、公害防止上有利で排水処理性が容易。
○酸化亜鉛浴
- 電流密度が高く、電着速度が速いが均一電着性に劣る。
- 鋳物、高炭素鋼へのめっきに適している。
【亜鉛めっきのクロメート処理について】
- 亜鉛めっきはイオン化傾向が大きく腐食しやすい(白錆が発生しやすい)、それを防止するために金属表面に防錆皮膜をつけるクロメート処理を行っています。6価クロムによる皮膜は防錆効果に優れ多用されていましたが、RoHS規制により、6価クロムを用いるクロメート処理ができなくなり、3価の皮膜処理が行われるようになっています。
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